140 字にまとめたくないものたち。

twitter で書き留められないことをかいていきます. 自己満足とリマインダーでできています.

宗教学の授業

今日から 4Q がスタートしました.

そのはじまりを飾ったのが "宗教学" の授業です.

わたしの大学では修士の学生も文系の科目を履修しなければならず

(ここは賛否両論ありますが)

個人的にこのシステムはそれなりに気にいっていたりします.

 

今日の授業では先生がいきなり

「この授業では仏教の話もキリスト教の話もイスラム教の話もしません.

教育について考えます!」

と堂々と宣言して,はじめは

(「あれっ?わたしそういう話聞きに来たわけじゃ...」)

と思ったのですが,これには納得できる理由がありました.

キリスト教圏やイスラム教圏では

『なぜ人を殺してはいけないのか』

という問いに対する答えは,聖書などの教本の教えより明らかで

それがすべてです.

一方日本はどうでしょう.

なぜだめなのか,その答えはどこから持ってくるのでしょうか.

 

 

 

 

 

 

 

その答えは,学校教育にあるのです.

わたしたち日本人が小中学校で道徳などの教科書で,

明示的ではなくとも

いのちの大切さについて教えられて(ある種,洗脳されていて)

人のいのちの重みを教えられているのです.

つまり,

他国において宗教から学ぶことを

日本では学校で学んでいたというのです.

先生のこの論の進め方につい目からウロコが落ちました.

よってわたしのとる宗教学の授業では,日本の教育についてこれから議論を進めていくそうで

とてもとても興味深い内容だと感じました.

 

ちなみにわたしは宗教はやっているつもりはありません.

ただ,宗教について興味がある人間であり

どこかの怪しい宗教集団に属する予定もありません.

ご安心を.