140 字にまとめたくないものたち。

twitter で書き留められないことをかいていきます. 自己満足とリマインダーでできています.

数学について最近おもっていること

高校時代, 数学が壊滅的にできなかったこのわたしが

最近になって本当に数学が面白いと思えてきました.

これは, そうなった経緯を振り返るための日記です.

 

もともとわたしは理系科目の中で生物がいちばんすきでした.

自分の体のことととか, 身の回りの生物のこととかを知れることが楽しいなとおもっていました.

そして数学はいちばん苦手で,

何が楽しいのかわからないし,

証明なんて, 何が書いてあるのかさっぱりわかりませんでした.

「任意の〜」とか「すべての〜」とか

どうしてこんな 'ことわり' が必要なんだろう?とおもっていました.

 

受験で色々あって, 学部は情報系の専攻に進みました.

何をするところかよくわからずに飛び込んだら, 数学ばっかりで泣きそうになっていたのを覚えています.

そして, 数学をやっているうちに, 少しは数学のことをすきになれましたが

胸を張ってそれを言えるほどではありませんでした.

 

また色々あって大学院に進んだ結果,

もっともっと数学と向き合うことになって, 色々な定理やその証明を勉強することがとても増えました.

その中で, 数学で扱われている数式がちゃんとメッセージを持っていることを実感して,

そのうちに,

「数学ってこんなにも無駄がなくて, 言葉を大切に扱う学問だったのか!」

と感動できるようになりました.

そう思えるようになったのは, 数学ができる人たちと交わす会話とか, ゼミでの先生のコメントとか, そういうもののおかげだなあと思います.

大学院に進学して本当に良かった.

数学は扱うものに曖昧性が全くなくて, 無駄がなくて, 人間味はないかもしれないけど,

とても綺麗な学問だなあと感じます.

高校の時に疑問だった, あの「任意の〜」とか「すべての〜」とかいう 'ことわり' は

ちゃんと必要であって, 意味を持って書かれているんだなあと気づいて, 自己の成長を感じました 笑.

証明は, とある主張を一点の曇りもなく, 無駄もなく説明できるものであって

読むたびに感動を覚えます.

証明に必要な条件は, ちょっとほかの人の言葉をお借りすると, いわば伏線のような感じで, それを綺麗に全部回収していく様子が, まるで何かの小説を読んでいるような (というと言い過ぎかもしれませんが), そんな感じです. 

時間はとてもかかってしまったような気がするけど

やっと胸を張って数学がすきだと言えます. やったね!

 

とは言ってもまだまだわからないことだらけで

いろんな人の力を借りないと

基本的な定義や証明が理解できないことも多々あります.

いつかもっともっと数学のいろんなことを語れるようになりたいなあ.